我が家のビックリな過去の出来事
仙台のはづき数秘術特別認定講師のRyokoです。
このところ仙台ではコロナの感染者数の増加のニュースでザワザワしています。
桜の花もほころび始めて外を歩くのは気持ちの良い時期ですが、何となくテンションが上がらない今日この頃です。
60歳も過ぎて色々経験してきましたが、丁度この入学シーズンの今頃になると息子に起きた騒動をにんまりと思い出します。
私には2人の息子がいますが、それぞれ色々悩ませてくれました。
次男が初めて家から離れて○○の大学に入学して間もない頃です。上の息子は地元の大学でしたが一人暮らしをすでにしていました。
私は子供のためなら( ^ω^)・・・という絵にかいたような専業主婦で、やっと子供たちが手が離れたと同時に一抹の寂しさを感じてもいました。ゴールデンウィークにさしかかる頃、息子がとても高揚した声で、あるサークルの合宿に行くので、まとまったお金を送ってほしいと言ってきました。そのサークルのことは息子から聞いてはいましたが何となく「変だな」という感がありました。毎日のようにある先輩とやらがアパートに訪ねてきて「人生」の話などしていると言っていました。上の息子の学生生活も見てきましたが入学早々先輩とやらが毎日のように夜お話に来るなんて・・・ちょっとありえない。
なんていうサークルか問いただすとボランティア活動のサークルだと言い、名前もざっくりとしていました。
「何かがおかしい⁈」母親の勘ですかね。コッソリ大学にそのサークルの事を問い合わせました。
そしたら案の定そのころ大学で問題になっていた〇〇トでした。すぐ息子は大学の事務局に呼び出され、仙台に一旦戻るように説得されました。息子は「宗教とは聞いていないと」言い張っていましたが、大学側の対応の大きさにびっくりして帰ってきました。(そのころ大学側では〇〇トの問題で訴訟も抱えているくらいで、知らないうちに勧誘された学生が多くいて、その上実態がつかめず、頭を悩ませていた)。私はすぐカウンセリングを受けさせました。幸いまだ洗脳が浅かったようなのでそこからは抜け出られましたが、すぐに勧誘された自分にショックを受けて、大学には戻りたくないなどと言っていました。地方から出てきて真面目そうな子に声をかけるらしいのです。
ただ、この息子の〇〇トが早めに発覚したせいで、大学内でのカ〇トの活動と、その年に入学した学生の何人かが既に入信していることが分かって実態を本人に通告したり、親元に知らせたりして、大学側で洗脳を専門に解くカウンセリングまで用意したらしい。
息子は逆に大学から感謝されて何となく納得して大学に戻って行きました。(私も大学から「よく気が付きましたね!」って)
蟹座の6-33-3ですから❕💦
そして、その一年後突然お電話をもらいびっくり!同じ大学の息子さんを持つ福島の方から「お陰様で今年やっと脱退できました。息子は教会のために1年間エコバッグ売りをしていたようです。名前を出してくれてありがとう」とお礼を言って下さいました。1年がかりで大学側と親が協力して洗脳を解いたそうです。
どんな出来事にも意味があると心から思いました。
洗脳ってどうなんでしょう。実際今もその教団でちゃんと生きている人もいますし、息子を入信させようとした学生にも悪意はないんですよね。ただそんな学生に嘘をつかせて勧誘させる教団(宗教の名前を出さない、家族と切り離すような教え)にはちょっと悪意を感じてしまいます。宗教は基本自発的に入信するものだと思っています。
その時はその流れで正解だったと思います。今こうして思い出みたいに話せますから。
その時は「どうしよう!息子がカ〇トに~って。」
思うと我が家の歴史の1つの大切なエピソードです(大袈裟か)。
時の流れは不思議です。
今こうして鮮明に思い出せるのは平穏の時より有事の時のこと。
驚きや感動、大きな喜びや悲しみのほうが心に鮮明な思い出として記憶に残るようです。
息子に起きた出来事が誰かのためになったりしたことで、あんなに心配したことがび肯定的な思い出に変わっているのです。
いつか、コロナ禍の今を「あんな時もあったね」と言えたらと思います。